エンドロールと番手の話

私、映画のエンドロールって好きです。よくエンドロール終わるまで席立たない派と立つ派みたいな話がありますが、私は立たない派。面白かった作品に限りだけどね。

 

まあ余韻なんでしょうね。あの文字を全部見てる訳じゃなく、作品の余韻に浸りながら、ああたくさんの人がこの作品つくったんだなあとしみじみするというか。

 

舞台でいうとカーテンコールになるんでしょうね。余韻ってことで言えばカーテンコール前の暗転か。うん、確かにその時間も好きだわ。

 

話変わるけど、業界には番手という言葉があり、文字通り役者さんが、この作品で何番手か、チラシの順番は何番手か、みたいな使い方をします。なんかこうやって書くとあんまりいいイメージを受けないかも知れないけど、事務所の力関係とかあるんじゃないかとかね。でも僕はわりと好きなんですよね。番手の話。

 

観る側でも楽しくないですか?おお、この役者さんとこの役者さんがこう並んだか、とか。確か「留め役」って言葉があって、止め役?エンドロールの一番後ろに来る人。たいてい一番ベテランの人ですね。エンドロールで言うと、そのあたりのせめぎ合いも観てて楽しい。留め役の前に留め留め役みたいな人がいて、それでも足りないからさらに留め留め留め略。

まんなかあたりに中留めみたいな場合もあるよね。そういうのまとめて好きなのかも。大河ドラマのエンドロールは本当に大変そう(笑)

 

そういう訳で番手好きな私は、地味に劇団公演でも毎公演、劇団員の番手を変えています。いつも劇団員の名前を並べて、ゲストさんの名前を並べる形にしていますが、つまり劇団員のトップクレジットはその公演の最初に名前が来ることにいつもなります。

 

昔はただ入団順だったように思います。すると宇田川美樹が必ずトップになり、確か本人も嫌だみたいなことを言ったかなあ。覚えてるのは20周年記念公演「Dear Friends」の時に「ついに樋口がトップクレジットだ!」みたいに劇団員が盛り上がった気がするので、その頃はもうやってたんだね。いつからかは覚えてないや。

 

そこには主役論みたいな話が入ってきますが、それはまた別の機会にして、番手で私もキャストもお客様もワクワクしてくれたらいいなあと。

 

 

ちなみにこれが次回公演「人生の大事な部分はガムテで止まっている」の番手ですね。これだけ書いておいてなんですが(笑)、今回2作品あってかなりの群像劇なので、あんまりあてになりませんてへ。両作品トータルだと小沢さんかなと。久々ですね、小沢さんのトップ。

 

あと映画のエンドロールでは、監督の名前が、スタッフ欄の一番頭か、エンドロールの一番最後か、がありますね。海外で監督がラストに出るのはないですね。日本だけの文化?

 

Dプロジェクトの山岸監督は前者でした。スタッフ欄の頭。なにかの機会にそんな話をしたら「監督が一番中心になり作品は作られるけど、やはりスタッフ全員で作った映画だから、一番頭がいい」とのこと。ただ一番最後というのは「作品のすべてに責任を持つ」みたいな意味合いもあるので「責任とらんのかい!?」みたいな意見もあるそうです。面白いですね。

 

崖の上のポニョかな、観てないからわからないんですが、スタッフロール(キャストも?)を全部50音順で出したとか。それはそれで面白いな。Dプロジェクトのメイキングのエンドロールはこの形。

 

ただ、たまに舞台のチラシでキャストの並びが50音順の時があるけど、あれは好きじゃない。

 

 

 

相田さんが主役で渡辺さんが留め役って思っちゃう(笑)