2024年振り返り③「魁☆パラダイムシフト」
ど年末まで公演を打っていたので、今年一年振り返りが年を越してしまいましたあけましておめでとうございます。
という訳で残り4作を振り返って、お正月の間に毎年恒例の「俺アカデミー賞」もやっておきたいなあ。
UDA☆MAP Vol.13「魁パラダイム☆シフト」
7月3日〜7日
大塚萬劇場
毎年恒例、宇田川美樹主宰のUDA☆MAPですが、夏に大きめの規模でやるのは久しぶり(2年ぶり?)のようで、UDA☆MAPらしいお祭り公演ということで、今作は、音楽劇と昭和アニメというコンセプトで全7曲、うちオリジナルソング6曲を製作し、歌唱中は観客のみなさんサイリウムなどを振ってオッケーというノリノリな公演になりました。
私も6曲全部の作詞を担当しました。作編曲の秤谷建一郎さんのアガるロックナンバーに詩をつけるのはとても難しかったですけど、楽しかったです。春にライナバでも作詞して、だいぶ作詞家としての腕が上がってきたんじゃないかと思う今日この頃です。少し自信がついてきたかも。
メインテーマとなる「魁☆パラダイムシフト」がカッコ良すぎて、メインテーマ歌唱はメイビーワン役の夏目恵名さんが歌ってくれてるのですが、オープニングだけじゃ勿体無いと思い、ラストの大バトルをそのまま歌唱にしてライブのように盛り上げました。元々歌詞のイメージが「悪は滅びたって貴方が決めたの?」とか「正義の味方なんて操られたピエロ」といった悪の主人公イーヴァル団の目線で書いていたので、うまくハマりましたね。
その物語といえば、一応善だの悪だの喋ってますが、ひたすらおバカコメディを目指しました。「何も考えず観れた」「ただただ面白い」と言うような感想がとても嬉しかったです。僕が一番好きなセリフは冒頭で思いっ切り説明台詞を言う池澤汐音くんの「倉庫の屋根が一瞬で吹っ飛んだ!」です。「巨大化するわ」といって巨大化したり、観客の皆様の想像力が頼りの脚本でした笑。
キャストでは主人公イーヴァル団のリーダー、ビビンパを演じた澄華あまねさんのコメディセンスが爆発してましたね。前にもいったけど顔がゴムみたいでジムキャリーのように動くのです。シャベクリン役の森岡悠さん、ズットン役の真野未華さんの3人で愉快にバカやってくれましたね。
正義の味方のタケルを演じた小林未往さんが印象に残ってますね。本当に昭和アニメの男の子ヒーローでした。あと一応ラスボス的なマンゴー女史役の船岡咲さん。あの不思議なユルさ?と言うか飄々とした感じがスルメ感あるんだよなあ。
UDA☆MAPは今年15周年だそうです。宇田川から少し構想を聞いてますが、面白くなりそうですよ。ご期待くださいね。
次回振り返りは、
2024年振り返り④「密室」
です。お楽しみに。