今年一年を振り返っています。やべ、終わらない。まだ半分や。
振り返り⑥
7月〜8月
UDA☆MAP
「沼田☆フォーエバー」
毎年夏の風物詩UDA☆MAP。今年は「オタク女子×SF」というぶっ飛んだ設定でした。毎年Pの宇田川さんとは必ず掛け算会議というのをやっていて、オタク女子面白いかもっていうアイデアから、それに何を掛け算するか、みたいなことを考えています。今年はそれがタイムトラベルという、元々SFなんかやったことない私にはぶっ飛んだ設定でした笑
まあこの主人公4人が強烈でよかったですね。
腐女子の栞菜。
ジャニオタの中塚。
コスプレイヤーの石井。
百合のさいとう。
栞菜はキャラが決まりすぎて、オタク女子に怒られるだろレベルにぶっ壊れてましたね。でも実際のオタ女の皆さまって、よく知らないけどまあまあ普通なんですよね。だからデフォルメするとああなるっていう笑。お許しください。双璧にさいとう雅子。最初の稽古でちょっとお行儀がよかったので「まあ百合族をコメディでやったらこんな感じですけど、もっと行きましょう」と言った次の稽古で、あのぶっ壊れた顔芸滑舌悪のあのキャラが。稽古場は常に笑いの渦でしたよ。
そこに民本、宇田川、福田などか次々に登場するまさにキャラの洪水でした。今だから楽しそうに話しますが、脚本書いてる時は嬉しい悲鳴でしたよ。なんていうか、前菜ステーキからの2皿目ステーキ、メインのステーキ、デザートステーキみたいな笑
いや、よさそうで実は破綻との綱渡りですよ。いつもUDA☆MAPは。
タイムトラベル(スリップ)は面白かったですね。やっぱSFってルール作成が難しいんだと知りましたよ。実は堂々と破綻してるんですけどね。彼女達のタイムトラベルを一度図にしてみたんですよ。そしたら喜屋武蓮君演じる江戸時代の新撰組オタクが斬られるのをタイムトラベル2巡目で救ったことで、図の線がふたつになるんですね。パラレルワールドってやつですわ。こうやってパラレルワールドという概念が生まれたのかなと思いましたわ。本編では三浦菜々子演じる時空の番人ピャピャミンの台詞でやり過ごしました笑
アメリカ独立戦争時代でクラックハンマー先生を演じた松木わかはさんよかったなー。あとガチでオタク気質らしく(顔合わせで知った)、作中でバリバリ出てきた「尊い」という言葉は彼女に教わりました。鶴田葵演じる女神さんとの尊いシーンは尊かったなー笑
時空の狭間やら、パラドックス時空崩壊やら、やりたい放題やりました。それをやれるのもUDA☆MAPの面白さというか。
そして今年は酷暑でしたねー。宇田川さんがどの時期に公演を持ってきても必ず暑くなるという。
そうだ、今回はタイトルから始まったんでした。UDA☆MAPのタイトルは宇田川さんがつけたり私がアイデア出したりとかなんですが、今回の「沼田☆フォーエバー」は私のアイデアでした。何故か思いついてiPhoneのメモに残していた意味不明なタイトル。まさにタイトルだけで、オタク女子やタイムトラベルも全くイメージしてませんでした。学園ものかなあ、くらいのレベル。
いやー大変だったけど、楽しい作品でした。