情報の出し方

2月になりましたね。たまたまなのかなんなのか、昨日(今日?)の私のツイッターのタイムラインは、情報解禁やら告知やらが溢れておりました。やっぱ1日ってみんな選ぶところなのかな。

 

こないだ劇団員と温泉で話したんだけど、情報出し、って難しいよね。忙しくなれば尚更で、いつの何をどのタイミングで出すのがいいか、みたいな悩みは、皆抱えてるみたい。舞台業界の最近では、どんどん情報解禁が早くなってる気がする。半年後の情報とかがたくさん流れてる。となると目の前に迫った舞台と、2〜3か月後に出演する舞台と、半年後に出演する舞台の情報が一気に同時にきちゃったりする。たぶん椎名とかは最近そんな感じなんじゃないかな。

 

なるべく早く、は私達の劇団でも出来るだけ大事にしている。そのほうがお客様も先々の予定が組めるし、期待が膨らむからね。一方であんまり早くお知らせきてもなあ、も、あると思うんですよ。半年後の予定なんてねえ、たいがいの人はまだ決めないでしょ。知らせておく、は大事だけど、それで知らせる側がごちゃごちゃしてもね。情報早いほうがいい競走は上手にやらないと逆効果な気もするね。人は途中忘れるのだ(笑)

 

これは演劇界の盛り上がりにも関係してると思うのです。いわゆる小劇場で活躍する役者さんのほうがスケジュール先々まで埋まってたりね。好きな俳優さんや劇団員が忙しいのは嬉しいけど、演出家や主宰としてはなかなかに困りもの(笑)劇場決めもそうだけど、一年半先の演目、つまり4つ5つ先の作品なんて決められないよね〜。何やるか決まってないのにとりあえず役者さん押さえとけ、は私はあまり好きではないしね。

 

といった感じで、やや先走り気味な演劇界な気がしますが、しばらくはこの感じ、続くんだろうなあ。なので最近の私は直近重視にしよう(笑)と思い始めています。

 

劇団としては、ずいぶん前のイベントのファンミーティングで聞いた「2ヶ月前に知りたい」をきちんと守るようにしています。多少こぼれたりしますが、守れてる気がするなあ。あと舞台で言えばチケット発売日までに全情報を出す。あ、当たり前か(笑)

こういうことかなあ。情報には文字通り「情報」とあと「期待値」があるのかな。

「情報」は、必要なあれこれで、ラーメン屋で言うと住所とか営業時間とか値段とか。

「期待値」は、ワンピースの最新刊◯日に発売だってよ!楽しみだなあ!みたいなこと。これはタイミングが大事なのかな。

「情報」はたぶん早いに越したことなく、過不足なく、適切なタイミングで、知りたい方にお知らせする、ちょっと言葉が固いけど義務があるというか。

「期待値」はもっと自由なので、なんなら言わなくたっていいし、逆にムーブメントになったりもする。

どっちも大事だけど後者のほうが面白そうだね。だから期待値が欲しい時に予約フォームのコピペ見るとげんなりしちゃうのかな。みたいな話を小沢さんにしたな(笑)この舞台見たいかもって思うのは「期待値」で、後は勝手に調べるし、予約しようと思うくらいだからクリック増えても嫌じゃない。情報出す側としては、今どっちを出してるのか考えるといいのかも。

 

ということで、1日の私達界隈の情報は6月の番外公演「ごめんなさいが言えない人々」キャスト発表と、FCイベントのチケット発売開始でした。

 

近々にDプロジェクトのゲスト追加情報と4月公演の出演者追加やイベント情報などが待機しています。あ、6月のオイルエイジとかもそろそろかな。いっぱいあるね〜。

情報の出し方を面白くしたいな。

 

 

 

 

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