今年一年振り返り②「ボイルド・シュリンプ&クラブ」

今年一年を振り返っています。

5月21日〜25日

劇団6番シード第80回公演

「ボイルド・シュリンプ&クラブseason3〜新宿に引っ越しました〜」

新宿シアタートップス

自称予知能力の達人、御堂筋海老蔵(藤堂瞬)と、自称変装の名人諏訪蟹子(椎名亜音)の探偵コンビが活躍するシリーズもの。今回はseason3で、2021年以来の上演となりました。連ドラのごとく、一話が1時間の構成で、今回はCASE5、CASE6、つまり第5話、第6話でした。とりあえず10話までは行きたいなあ。

このシリーズの特徴が、犯人が最初から提示されてる倒叙ミステリーという形です。古畑任三郎の形と言えばわかりやすいですかね。この形ドラマや映画でもあんまり見ないし、まして演劇でやってるの見たことない。これ脚本書くのは難しいんですけど、最初から犯人はあの役者さんですよ、と宣伝できるので、そのワクワク感がありますよね。

という訳で、今シリーズの犯人は、CASE5が鵜飼主水さん、CASE6が水崎綾さん、栞菜さんのペアとなりました。CASEごとに振り返ります。

 

CASE5「俺の魂はリングに置いてきたって言ってみたいぜ」

こんな長いサブタイがついてました。八百長に手を染めてしまったボクサーの物語。もんちゃん(鵜飼)には前からボクサー役をやってもらいたいと思ってたんですよね。しかも引退したボクサーでくすぶってるやつ。その悲哀を描きたいなと思って、ストーリーを作りました。そのボクサーを裏社会に引きずり込んだ黒幕を演じた平野勲人さんがすごかったですね。かっこよかったなー。普通に惚れた。ボクサー役の小栗諒くんはトレーナー役の小林未往さんと連日稽古場でスパーリングトレーニングを行って役作りしていましたね。

CASE6「美人姉妹の棘に刺されたいけど、毒は塗っちゃダメ」

水崎綾さん演じる高級キャバ嬢、朋美が客を殺してしまったところから物語が始まります。栞菜さん演じる薬剤師の妹由紀が、死体に蕁麻疹があったことから、頭痛薬によるアナフィラキシーショックで死んだように見せかけるよう偽装工作。これを海老蔵と蟹子が見抜きます。ザ・倒叙ミステリーという冒頭がとても好きで、演じているお二人は大変ですが、ずっと見てられるなーと稽古場で思いました。このシュリクラシリーズで犯人役をやる人が本番前に良く言うジョーク「今日こそは探偵から逃げ延びてみせる」。犯罪を犯す、まして人を殺すのにはものすんごい労力が必要で、心すり減らしてその役を演じていたら、捕まらない世界線に憧れるのもわかるような気がしますね。

この姉妹のキャスティングは、意外だった、逆かと思った、でも絶妙にハマっていた、という声をたくさん聞きました。ふふそうだろうそうだろう。自分で言うのもなんですが、このキャスティングは最初から水崎さんをヒステリックな姉、栞菜さんを地味な妹、に決めていました。うまく行ったなあホントに。

シリーズキャラクターで、CASE4に登場した隅田警部補(高宗歩未)が今回も登場。新キャラのバイヤーと呼ばれる裏社会の男御南雲を追う設定で登場。この御南雲はCASE6の最後で姿を消し、今後のシリーズにも登場を示唆してます。このキャラクター設定が好きで、現代性(情報の売買)もあって続編匂わせちゃいました笑。

毎season新たなキャラクターが登場する情報屋。今回は、栗原大河君演じたホストの葛魔魅(くずまみれと読みます)と、ずっと謎の女ルキア楠瀬は澄華あまねさん。クセ強すぎの二人でしたね。

今回シアタートップスで上演するので、探偵事務所を池袋から新宿に引っ越ししたのですが、実際公演を終えて劇場を出たら、さっきまで探偵や情報屋達が走り回っていた街がすぐそこにある、というのは楽しい試みだったかなと思います。

そして今回も素敵なオープニングムービーを山岸謙太郎監督に撮影して頂きました。最後に登場する犬は松本家の愛犬ちくわで、あのウインクはCGかと思ったら、実際に撮影時にしてたようです!すげーぞちくわ。

そのオープニングムービーがこちら。

https://youtu.be/BImKm7lZAtw?si=GuRDwo6U9SyOehhA

さて冒頭に書いたように、このシリーズは第10話までは書きたいので、来年、さ来年あたりでまたシアタートップスでやりたいなあ。千秋楽スペシャルで、その続編を匂わす電話がかかってくるというのをやりました。その犯人役のキャスティングイメージはもう湧いています。ふふ。お楽しみに!

 

年内にこれ終わりそうにないけど、焦らず更新していきます🙇‍♂️

次回は、

「メイツ!〜ブラウン管の向こうへ〜」です。お楽しみに!

トムコラム